検査
検査課では患者さまから採取した検体により行う検体検査や、直接患者さまに接して行う生理検査を実施しています。
検体検査では迅速かつ正確なデータをご提供できるよう、生理検査では患者さまの不安を取り除き安心して検査を受けていただけるよう、日々業務に取り組んでいます。
検体検査
日常の検体検査は外部委託となっていますが、緊急時の生化学・血液学的検査は院内機器にて即時検査・即時報告ができる体制を整えています。
また、糖尿病診療において重要なHbA1c検査も院内にて検査可能ですので、診察日現在の血糖コントロール状況を報告することができます。
その他、尿一般・沈渣、便潜血定性、インフルエンザ・ノロウイルス等の感染症迅速検査、血液ガス分析、トロポニンT、Dダイマー等の検査も行っています。
生理機能検査
心電図、ホルター心電図、脳波、眼底撮影等の検査を行っています。
超音波診断装置も備え、必要時には医師が検査を行っています。
放射線
沼津リハビリテーション病院放射線は、法人の理念である「愛・信頼・貢献」に沿って、患者さまにやさしい医療の提供に努めています。刻々と進歩する画像診断装置・診断技術に伴い、業務が多様化している現在、医療従事者として更なる資質向上を図り、質の高い画像検査と診断技術の提供により患者さまの信頼に応えたいと考えています。
放射線では次のような装置を設備しています
一般撮影・PACS
- X線を使って胸部・腹部や骨などを撮影します。PACS(フィルムレス)を導入し効率化を図っています。
PACSとはPicture Archiving and Communication Systems(画像保存通信システム)の略で、以下のようなメリットがあります。
- 検査後、速やかに医師の元にデータが送られるので患者さまの待ち時間が短縮されます。
- 画面上で様々な処理や表示変更ができ、1回の撮影で多くの情報が得られます。
- フィルムに比べ画像の劣化が少なく、従来のフィルム保管場所も不要になります。
- 端末があれば同時に違う場所で閲覧ができ、スタッフの情報共有の効率化が図れます。
MDCT(Multi Detector-row CT)
- 当院では令和2年7月からキャノンメディカルシステムズ社製の16列MDCT装置「Aquilion Lightning」を稼働させました。
MDCTとは、多列検出器コンピュータ断層撮影のことで、Ⅹ線を体の周りに回転させ、体を透過して検出されたⅩ線量から画像を作成します。
今回導入されたCT装置は、以前使用していた装置と比べ、検出器が4列から16列になったため、広範囲を短時間で撮影が可能になりました。
また、少ないⅩ線量で高画質の画像が得られるため、被ばくにおいても安心して検査を受けていただくことができ、病変の早期発見・早期治療の一助となっています。