沼津リハビリテーション病院薬剤課では、医師及び看護師他の医療スタッフと連携をとりながら、医薬品を介して患者さまの薬物治療に役立つよう努めています。
近年様々な医療情勢の変化に伴い、薬剤業務も多様化してきました。私たちは「安全・安心な医療の提供」を心掛け、日々の業務に取り組んでいます。
調剤業務
当院では平成13年より院外処方を実施しています。薬剤課では疑義照会の対応も含め、院外薬局との連携を含めて患者さまの薬物治療に協力しています。
入院患者さまには医師から処方された薬の飲み合わせ（相互作用）や重複投与等のチェックを実施し、内服薬調剤は一包化・服用毎の配薬を行い、服薬の正確さを遂行しています。注射薬処方は薬剤師が監査を行い、注射処方箋に従って患者さま毎に取り揃えて病棟に供給しています。
薬品管理業務
当院ではコンピューターによる医薬品の適正な在庫管理を行っています。 医薬品は人命に多大な影響をもたらす「商品」であり、円滑な供給、欠品の回避、品質に優れた安全な製品の供給、依存性医薬品の厳重管理、希少医薬品の迅速な供給を基本に、緊急災害時においても医薬品の迅速な供給が可能なように努めています。
医薬品情報業務
ひとつの医薬品をとっても、そこには大変多くの情報（用量、飲み方、副作用など）が含まれています。医薬品情報室ではそれら医薬品に関する情報を収集・評価・整理し、医師や看護師、他の医療スタッフに提供しています。また患者さまからの薬についての質問・疑問に適切にお答えするためにも、これらの情報業務が非常に重要となっています。患者さまが院外から持ち込まれた薬を識別し、治療の支援にも貢献しています。
服薬指導業務
入院中の患者さまには、薬剤師が服薬指導、薬歴管理を行い、チーム医療の一員として適切な薬物療法の提供に努めています。薬剤師が直接ベッドサイドに出向き、薬についてご説明したり、質問にお答えしています。他の医療スタッフと連携し、患者さまが安心して薬を服用できるよう心掛けており、検査データなども参考に、副作用があれば早期に発見して対応に努めています。